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あけぼの・経営ニュース

vol.369 クラウドはすべてを変える

 秋ですね。夕焼けの茜色の鮮やかさが、秋の深まりを感じさせます。

 今年もあと2カ月弱、健康に留意して毎日を過ごしましょう。

 さて、今回は「クラウド経営」について書かせていただきます。

 現在、多くの企業が社内のパソコンをサーバーで繋いで社内LANを構築し、業務管理を行っているかと存じます。請求書や経理については、ソフト会社に依頼して独自のシステムを作ったり、或いは市販のソフトを買って使用したりと、少なからぬ出費を余儀なくされていると思います。さらには、比較的安価な市販のソフトでも、購入とは別に保守契約を結んでいないと税法変更の際のレベルアップが出来ないなど、費用負担は馬鹿にならない状況です。

 以前のこのニュースでも書かせていただきましたが、現在クラウド上(つまりインターネットの中にソフトがあって、そのソフトをインターネットを介して使う状態ですね)で動く会計ソフトや請求ソフト、テレビ会議システム、サーバー機能が普及し始めています。

 たとえば、私の事務所では、現在サーバーでのデータ保存をやめ、NTTとマイクロソフトのクラウド上のデータセンターを使っていますが、マイクロソフトのサーバー使用料は月額100円以下です。また、すでに紹介させていただいたMF(マネーフォワード)クラウド会計は、法人で月額税抜き1,800円です。これは銀行の通帳データやクレジットカードの記帳データを自動で取込み、取引先や摘要から自動で科目を判断し、仕訳を計上してくれるもので、この自動仕訳された取引の「登録」(つまり承認ですね)ボタンをクリックすることで仕訳計上作業が終了します。加えて、請求書作成機能も付いているので、商品名や単価を登録することでインターネット上で請求書を作成し、メールで得意先に送信したり、「郵送」ボタンを押すと業者が代わりに封筒に入れて郵送業務も行ってくれます。ちなみに「A社」という取引先の請求書を作って、その入金予定日が来月31日だとした場合、来月31日の入金予定として資金繰り予定表を自動で作成します。さらにリクルートのエアレジというスマホやタブレットで出来る無料のレジを使えば、日々の売上も自動計上します。その他チャットワークというソフトがあり、これはメールの代わりに使うネットの掲示板のようなものですが、特筆すべきはテレビ電話機能が付いていて、たとえば月次決算書を画面で見ながら、お互いの顔を同時に画面に表示しつつ打ち合わせが出来ます。しかも一定人数までは「無料」で使えます。

 破壊的な低価格で、ウィンドウズでもマックでも動くクラウド上のソフトは、今後の作業を一変させる可能性があります。当事務所は、全面的にサポートしていく所存です。

2014年11月5日号(369号)

 このページは、佐藤典哉税理士事務所・株式会社あけぼの会計様が発行されている『あけぼの・経営ニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。

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