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あけぼの・経営ニュース

vol.356 マネーフォワードとFreee

 時折、寒い日もありますが、確実に暖かくなって来ました。もうすぐ大型連休ですが、外へ出て活動的な休暇を楽しみたいものです。

 さて、先日都内で、Freeeの社長によるセミナーがありました。

 この、Freeeは昨年ご紹介した会計ソフトですが、特徴はパソコンにダウンロードする従来型会計ソフトではなく、インターネット上で使うクラウド型の会計ソフトであること、そして銀行やカードの入出金情報と同期して、自動で仕訳を計上することができることです。

 クラウド型の自動仕訳ソフトとしては、もうひとつ注目されているものにマネーフォワードがあり、こちらも基本的にはFreeeと同じような仕組みになっています。

 来週都内で、このマネーフォワード社長との開発ミーティングがあり、私も出席できることになりました。今後はわが事務所も、両ソフトをお客様に提供することで、より便利で効果的な経理業務をお客様に実現していただき、利益を生む部署に集中的に人、モノ、カネを投下できる環境を提供したいと思っています。

 さて、このクラウド型自動仕訳システムですが、パッケージ版の会計ソフトのように新たに購入する必要がなく、レベルアップに対応するための保守契約もいりません。基本的には、ソフトの使用料として、毎月、個人で数百円、法人で2千円弱とかを支払うだけです。

 現在、私の事務所で提供させていただいている無料の会計ソフトは、同じクラウド型ですが、残念ながら自動で仕訳を起こす機能は付いていません。マネーフォワードやFreeeのように、毎月の費用は多少かかっても、自動仕訳機能が使えれば会社が経理にかける人件費コストは下がり、かつ専門的な経理の知識がなくても、容易に処理できるようになります。

 通帳やカードのデータの「同期」の方法ですが、一度利用者がネットバンクやカードにログインして「自動」もしくは「半自動」という設定をすれば、その後は自動でデータを会計ソフトに取り出し、自動で仕訳を計上します。取りだすデータはあくまでも入出金の記録だけですので、お金自体を動かすことはできません(取引自体は出来ないわけです)。そして利用者は「承認」ボタンを押すだけで、仕訳が確定されます。

 現在マネーフォワードとデータを提携している銀行は極めて多く、またカード会社も同様です。アマゾンの支払い機能や、エアレジなどのスマホやタブレットで使えるレジ機能とも同期していますので、「手入力」がなくなる世界がもうすぐ到来しそうです。

 経理のイノベーションですので、わが事務所もいち早く、全面的に対応していきます。

2014年4月20日号(356号)

 このページは、佐藤典哉税理士事務所・株式会社あけぼの会計様が発行されている『あけぼの・経営ニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。

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