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佐藤会計タックスニュース

vol.252 今年1年頑張ったー!

 こんにちは。

 またまた大幅遅れのタックスニュースとなってしまい、申し訳なく思っております。

 鳩山民主党政権は、顔も態度も大きい亀井大臣に振り回され、普天間移設の対案を出さずに反対論だけ展開する無責任な福島社民党にもかき回され、なにかイヤーな感じがいたします。「連立政権は対等」という論調も理解はしますが、数議席の信任しか得られなかった少数政党が連立政権を利用して自らの主張をごり押しする姿は、国民不在の政治ゲームという感じがいたします。彼らこそ、現在と将来に責任を持っているのだという気持ちは、ホントにあるんでしょうかね。

 さて、今年も残り少なくなりました。本年最後となる次回号は1年間の索引号とするのが通例ですので、実質的に最後となる今回は今年1年を振り返ってみたいと思います。

 今年は大変厳しい景況でのスタートでした。昨年秋口からのリーマンショックに始まる世界同時不況の嵐は、2009年という今年が中小企業にとって致命的な年になるのではないかという恐怖感を生み、私ももっともっと真剣に関与先の黒字化にまい進しないととんでもないことになる、という思いでいっぱいでした。決算期が到来する前に当面の運転資金を確保すべきではないかとか、他にも何か対策は取れないかとか、色々な経験をさせていただきました。

 実際に県内企業でも、受注3割減は当たり前、極端な場合は7割、8割減という例も現れ、経営者の方々は本当に大変な1年だったろうと存じます。また雇用される側でも雇用打ち切りや採用ストップなど、自らの力ではどうしようもない状態に追い込まれた方も少なくなかったと思います。

 しかし、そんな中で実際に経営の継続が出来なくなってしまった企業もありましたが、大部分の企業が苦しいながらもこの年末を迎えることが出来たことは、大変素晴らしいことではないかと存じます。「いや来年どうなるかわからない」とおっしゃる方もおられるとは思いますが、この2009年を乗り切ったこと自体、まずもって経営者と社員の努力のたまものではないかと思えるのです。特に経費削減などの経営努力が「迅速に」実施されたことは、経営の意思判断が素早く行われ、かつ固定費などのコストも大企業に比べれば比較的コントロールしやすい中小企業のメリットが発揮されためとも考えられます。日航の赤字対策が先送りになって、今存亡の危機にあることを思えば、我々ってちょっとすごいと思いませんか?

 来年もいろいろあると思いますが、また1年間頑張っていきましょう。

2009年12月5日号(252号)

 このページは、佐藤会計事務所(所長・税理士 佐藤 典哉)様が発行されている『佐藤会計・タックスニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。

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