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佐藤会計タックスニュース

vol.231 2009年は勝負の年

 あけましておめでとうございます。

 2009年が始まりました。昨年末や年頭の新聞・ニュースは、世界同時不況や派遣切りの進行など厳しい現状とさらなる景気の落ち込みを予測するものが大部分でした。2009年が実際にどのような1年になるかはわかりませんが、自動車に対する若年層の意識の変化やグーグルをはじめとするIT環境の変化が、大きな経済構造の変化をもたらす予感もいたします。また世界同時不況に対する大企業の狼狽が正社員のリストラや下請け切りなどを引き起こし、我々中小企業の経営内容を悪化させ、極めて困難な試練の年になることも想像されます。しかしながら悲観論一色のマスコミ報道に染まらず、自らの判断で経営を切り開いていくことも重要です。周りが不景気だからと言って、一緒に「不景気だから・・・」と言い続けることは経営者としての責任放棄だと認識すべきです。小さいながらも社員がおり、その向こうには家族もおり、自分自身のみならず社員の家族の生活にも責任があることを考えれば、周りと一緒に不景気コーラスを歌っても何の結果も出ません。

 今号が年頭の挨拶だということを考えると厳しいスタートかもしれませんが、以下のことを噛みしめましょう。

 「赤字の行先は倒産である。倒産とは一家離散であり、社員の失業であり、取引先の連鎖倒産への入口である。倒産とは社長や社員の家族の従来の付き合いや友人関係を損壊することであり、子息の進学や通学を断念させる入口である。倒産とは保険金目当てのみならず、絶望した社長の命をなくしかねない入口である。」

 だから・・・・「赤字を放置することは社長の大きな犯罪である。」

 「現状を数字で知ろう。対策のヒントを具体的に考えよう。その対策は必ず行動計画として書き出そう。予算書を作り、そこにこの対策を折り込み、行動計画の結果を数字面で確認していこう。さらにその結果を受けて、次の行動計画を立て、実行していこう」

 カッコ書きの部分は当事務所の年頭の基本方針の一部を、経営者の側から書き換えたものです。今年は経営者の腕の見せ所です。粉骨砕身で経営に当たれば大きな収穫のある年だと考え、本気で経営にあたりましょう。

 最後に前述の基本方針の末尾に記載したものを転載させていただきます。

 「当たり前のことを徹底しよう。現実につぶされない強い気持ちを持とう。明るく元気で毎日を過ごそう。自分の存在価値に自信を持とう。」

 「2009年はもっと明るい年になることを信じて、毎日を、胸を張って生きよう。」

2009年1月5日号(231号)

 このページは、佐藤会計事務所(所長・税理士 佐藤 典哉)様が発行されている『佐藤会計・タックスニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。

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