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佐藤会計タックスニュース

vol.278 熱意は力なり。到着点を指す一種の引力なり。(北村透谷)

 明けましておめでとうございます。

 旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。

 本年も引き続き、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 また本年が皆様にとって明るく、夢のある1年となりますことを心より祈念申し上げます。

 さて、上場企業経営者や経済評論家の今年の予想は、後半から持ち直しという意見が多かったようです。なんとなく当たり外れの少ない、妥当な回答をしたような印象を受けましたね。

 一方、我々中小企業ではどうでしょうか?まだまだ厳しい環境が続いていると感じておられる方も多いのではないでしょうか?

 しかし、我々中小企業は経済環境が改善されるのを待っているわけにはいきません。是非今年は大いなる熱意をもって、業績アップを実現するために、自社の経営計画書を作りましょう。

 もちろん単なる数字合わせや自己満足では意味がありませんので、目標とする売上や利益、その結果自社の経営内容がどのように変わっていくかをしっかりと考え、その目標に向けて具体的に誰が、何を、どのようにして行動していくのかを明確にするのです。難しく考える必要はありませんし、見掛けの良い立派なものでなくてもかまいません。要は計画に向けて行動を起こし、その経過を定期的にチェックし、最終的に目標に到達または近づけば良いのです。

 数値目標を実現するための簡単な行動計画の作成方法ですが、まずランダムに片っ端からアイデアや問題点、目標等をメモ用紙大のポストイットに書き出し、それをホワイトボードに貼り付けていきます。ある程度貼りだしたら、それぞれのポストイットを関連付けて並べ替え、グループ分け(一応ルールはありますが、自分の独自判断でもOKです)します。そうしましたら、その状態で何日かそのホワイトボードを眺めてみましょう。前日には良いと思ったものが翌日には気が変わったりもしますし、新しいアイデアや課題が見えてきたりもしますので、手直しをして行きます。この書き出し、かつ眺めることによって頭の中が徐々に整理されてきます。

 次にそれらを実現、または克服するために、何をすべきかをポストイットに書き出し、同様に貼り付けていきます。そして誰が、いつまでにやるべきかによって、ポストイットをグルーピングし直します。最後にその内容を大きな用紙に書き出せば、経営計画にとって一番大事な、実現のための行動指針ができあがります。

 こま切れの空いた時間でもできますし、難しい理論もいらず、効果的です。

2011年1月5日号(278号)

 このページは、佐藤会計事務所(所長・税理士 佐藤 典哉)様が発行されている『佐藤会計・タックスニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。

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